被災地の相馬市が舞台の映画 裸のいとこ

福島の相馬市は震災と原発被害に今もなお苦しんでいます。この相馬市を舞台にし、2013年に公開された映画「裸のいとこ」は、震災地で力強く生きる人々の姿が描かれて、大きな話題を呼びました。この映画「裸のいとこ」は、単に被災地の人々を描いた作品ではありません。この被災地に生きる人々を通して、変えられていく過去を持つ男の姿が生々しく描かれている作品です。被災地に生きる人々、ボランティアに汗を流す人々など、今までのとは全く違う人間関係の中で、主人公の男は強烈なインパクトを受け、堕落仕切っていた自分自身を変えたいと思うようになります。しかし、過去の亡霊がどこまでも追いかけてきて、その欲望を抑えることができない自分がいることに気が付かされるのです。

人間はそう簡単には変わることなどできない。現実はそう甘くはないという現実。しかし、それでいながらも、変わることができるはずだという希望を持ちたい。そのような複雑な人間の心が、見るものの心にも迫ってきます。脚本・監督は、「キリン POINT OF NO-RETURN!」の大鶴義丹。俳優でありながらも、自らメガホンをもったり、小説を書いたり、本当に多才ですよね。出演は、「ブレーキ」で脚光を浴びた湯江健幸と「フィギュアなあなた」で多くのファンの心をとらえた佐々木心音です。映画を見逃した方は、レンタルや動画配信などで、見ることができますので、ぜひ見てほしい作品です。